Nursery Rhyme −ナーサリィ☆ライム−






製作会社:Lump of Sugar

原画:萌木原ふみたけ

シナリオ:澁澤晴明・大三元・高嶋栄ニ・秋 史恭




  立ち絵:★★★★☆

イベントCG:★★★★★

 シナリオ:★★★☆☆ 
可もなく不可もなく

 音楽:★★★★☆

  システム:★★★☆☆
     
  攻略可能人数:5人









はい、Lump of Sugarの処女作ですね。
抹茶は絵に惹かれてやったんですが、まぁこれが期待を裏切らず


見事なまでの絵ゲーでした

いや、別に文句なんてありませんよ?
一応、魔法やエルフ、ライカンなどが登場することから、さぞファンタジックな内容かと思いきや


魔法・異種族に絡むシナリオはそれぞれ一つ

ってのはどういったことですか
まぁ、あまり愚痴ばかり言っていても仕方がありませんのでとりあえずプレイ

システムは普通のAVGですね、選択肢を選んでそれぞれのシナリオに分岐します
ただし、Hシーンは各キャラ2回用意されてるわけですが
トゥルーエンドにいかないと2回目のHシーンは登場しないので注意
ちなみにジャンル表記は「ピュアラブはーとふるAVG」となっています
普通に日本語に訳せば「純愛なAVG」なんですが、某エキサイト翻訳を使ったところ
「純粋な愛のheartful」と訳しました
あ、ハートフルって訳せないんだ・・・・・・
はい、これもどうでもいいですね
引っ張るにも引っ張れないのでシナリオいっちゃいましょう









この春から「将星学園」への入学が決まっていた静真は、
両親について行くことよりも学園の新しい生活を選んだ。
知人は、子供の頃に何度か会ったことのあるヒューマンの「巴」ご一家。
静真と同い年の双子の娘「有希奈」と「真希奈」、そして母の3人家族。
彼女たちの家は学園からも近く、また大きなお屋敷であった。
屋敷には3人以外にも下宿している少女たちがいた。
近くの女子大に通うエルファンの「凛」と、年下ながら飛び級で静真たちの先輩にあたるライカンの「クルル」
そして隣の屋敷に住む同い年のヒューマンの少女「ティータ」
彼女達に囲まれながら静真は屋敷に初めての男性下宿人として住むことになる。


家でも学園でも女性たちと深く関わり合いになる静真は、しかし真面目で堅物。
これまで女の子と付き合ったこともなければ、女友達すらほとんどいなかった純情少年。
同居していることで起こる様々な出来事を乗り越え、やがて1人の特別な相手と親密になっていく。
そこに待ち受けるのは、祝福か、それとも・・・。


幼い恋が、触れ合って、互いに認め合って、大人の愛に育っていく。


これはそんな、甘く優しい恋物語。







らしいですが。一つだけ言いたいのが


その法則でいけば抹茶も純情少年です


まぁストーリー自体は恋愛AVGとしてはにありがち普通ですね。
ただ冒頭でも述べたとおり、エルファン・ライカン・ヒューマンなどと
一応はファンタジー系の臭いを漂わせています。
萌え属性は
双子・お姉さん・金髪ンデレお嬢様・ロリボクっ子獣耳・眼鏡巨乳教師(見習い)
こんな感じでしょうか。
さて、引っ張る要素が純情少年以外にないのでキャラ紹介といきましょう。












支倉 静真

物語の主人公にして巴家居候。
初期ルックスがボサボサの髪に太枠のゴッツイ眼鏡という、エロゲの主人公界の異端児。
まぁいわゆるヲタルックスです、当然恋愛経験無しの童貞ですが、なんだか言ってて悲しくなってきました。
中盤以降は眼鏡と髪型を変えてヴィジュアル系になったらしいですよ。
そんでもって、作中でもイベントCGでチラホラ顔が出てくるんですが。













あれ?後藤さん(アジカンのボーカル)?







巴 有希奈

主人公が居候している家に住む双子の妹。
明朗快活の4文字で説明としては十分な気もする。
ソフィロスとかいうラクロスのパk、インスパイヤしたようなスポーツ選手でもある。
多くの双子キャラの特徴に見られるように家事全般が苦手、特に料理は破滅的。
ちなみにCVはキンタマこと金田まひるさん。
ああ、キンタマって書きたかっただけです







巴 真希奈

巴家双子のお姉さん
一見ほわわんとしていて包み込んでくれる系の印象を受けますが

騙されるな

まぁ、年上の余裕と考えましょう(同い年だけど
成績優秀で常に学年トップクラス、でありながらも明るい性格
なんだこの完璧人間。
すでに妹の紹介から予想できるとは思いますが、家事スキル◎
多少色彩感覚が狂っているところやグッチョグチョホラー好きなところを除けば
実にスタンダードな双子姉って感じです。





ティータ・F・ブライアント

金髪ンデレお嬢様、主人公の通う学校のクラスメートにしてお隣さん。
引越し当日に窓越しに着替えを目撃されるという、古きよきお隣ルールを守った偉い人。
自分に厳しき他人にはもっと厳しく、事あるごとに主人公を叱り飛ばします。
どっかの財閥だかなんだかのご息女ということで、正真正銘のお嬢様
なんだか秘書もやってるらしい、それだけの身分でありながら

メイドでもないのにヘッドドレス

ってのは社交界の新しいファッションなんでしょうか
勉強、運動共にトップでなければ気が済まない性質らしいんですが
運動→有希奈
勉強→真希奈&主人公
という壁のために結局2位、3位
そりゃぁ、キィィイイイ!!!って言いたくなりますよ







敷島・クルル

巴家に下宿しているライカン、いわゆるケモミミッ娘
主人公達より年下だが飛び級で上級生に。
さらに魔力も莫大という、いわゆる「パーフェクトだウォルター」
一人称ボク、そしてこの要旨

このゲームの良さの9割がここにある

と言っても、一部の人にとっては過言ではない。
ネタバレにつき反転しますが
ルート分岐後、
一時期アダルティーな姿になったときはどうしようかと思いました
背中に乗っている小汚い物体は喋るぬいぐるみ、まぁどうでもいいので説明はしませんが







凛・リム=ウェムス

眼鏡の年上、巴家の同居人その2
女子大生で男性恐怖症。現在教師を目指していろんなものにぶつかりながら邁進中
種族はエルファン
書かないでも分かる思いますが抹茶が嫌いなキャラ設定のため
このシナリオを終わらせるのに1ヶ月以上かかったという伝説のキャラ(単に抹茶が気分やなだけ
特筆すべきことがまるで思いつかないのは多分仕様です







フィリップ・ミヤガワ

主人公の前の学校の友人らしい
いわゆる悪友キャラ
女大好きバッチコイ!な愛すべきアホ
別にコイツは書きたくて書いたわけじゃなくて
もう一人の男キャラへと引っ張るために載せた布石







東村山 藤吉郎

主人公の友達2
個人的にはこっちを主人公にしたほうが面白いんじゃないかと
気は優しくて力持ち、どうみても学生じゃありませんが、それは気にしない方向で。
こう見えて趣味は裁縫、この姿でテディとか作ってるのを子供が見たらたぶんトラウマ
作中で一度だけ使われるキレ顔の立ち絵がどう見てもネロ・カオスのとっつぁんなんですが








と、まぁこんな感じです、女性人サブキャラはあんまり面白いことなさそうだったんでハブきました。
さて、最後にざっと各ルートをまとめていきましょう












有希奈ルート:イベントが何もなかったような気が・・・・・・
伝えたい、でも。のもどかしい連続があったのをかろうじて記憶していますが


真希奈ルート:年上のお姉さんに弄ばれて軽くトラウマになりそうなルート
全シナリオのなかで一番重い感じ      


ティータルート:お嬢様道驀進します、まぁ、ただのお嬢様から賢いお嬢様への進歩、みたいな


クルルルート:うん、可愛かった、そんだけ。たぶん大人になることってのがテーマだと思いますが


凛ルート:男性恐怖症と向き合うってのがメインだと思ってたんですがね、このルートだけ主人公に微妙な設定が
追加されます、いや、なんかすごい無理やりだけど・・・・・・                      






上記のシナリオ感想見れば分かるとは思いますが、中身ありません(ぁ
ただおにゃのことイチャイチャするってだけだと思っていただいても結構です
世間ではそれを絵ゲーと呼ぶわけですが・・・・・・
絵ゲーだっていいじゃない、そこに萌えがあるならば








Nursery Rhymeのオススメ度





★★★☆☆





欝ゲーやるときの精神安定剤として、用法用量を守って正しくお使い下さい








戻る